2021.1.6更新

研究内容

興味の対象

 吉川研で3回生の後期からいろいろと実験をしたり、議論をしたりしてきて、いろいろなことに興味があるのですが、最近、面白く感じているのは、ミクロな部分とマクロな部分のつながりをどのように理論的につなげるのかというところです。例えば、界面を考えたときに、マクロに見ると2つの領域の境目で、界面張力や圧力といった物理量が定義されるけれども、ミクロに見ると分子が出入りし、絶えずゆらいでいて、厳密には位置さえも定義できないはずです。いろいろとつなぐ理論はあるけれども、どうも自分なりに納得できないところが多いと思っています。他にも、揺らぎ、サイズ効果などもそうではないかと思います。そして、このようなことを明らかにしていくことで、生物を理解することにつながっていくのではないでしょうか。これらを考える上で、純粋に理論だけで考えるよりも、実験をして現実空間を見ながら、考えていくことが大切だと感じています。そういう意味で、実験・理論・数値計算を組み合わせて、手を動かしながら、それでいてしっかりした理論体系を考えていきたいと思っています。 (昔に書いた文章そのままです。すみません。)

研究室の研究内容を含んだ学科紹介ビデオを作成しました。よろしければご覧ください。